「長良川のアユに何が起こっているのだろう?」 岐阜大と岐阜県、地域の関係者が協働で取り組んだ調査・分析によって、温暖化による河川の水温上昇が、夏場のアユの居場所の変化や産卵期の 遅れを生み出していることが確かめられました。しかし、同時に、緑豊かな長良川の支流からもたらされる冷たい水が長良川を冷やしてくれていることが、2022 年までの研究で分かりました。
私たちは2023 年から研究対象を拡大し、長良川を巡るアユの一生の謎の解明へ、そして、長良川を流れる豊かな水を育み、さまざまな恵みをもたらす森のあり方、森づくりを支えてくださる人たちの幸福の問題へと切り込んでいます。
本シンポジウムでは、現時点での研究成果を分かりやすく報告するとともに、「温暖化や人口減少にも適応しながら、自然の恵みを享受し続けられる地域のあり方とそこに至る道筋」について、最新の研究成果を交えて意見交換したいと考えています。
【日時】
2025年2月15日(土) 13:30-16:00 (13:00開場)
【会場】
(1)会場
岐阜大学工学部111番教室(1階)(岐阜県岐阜市柳戸1-1)
(2)オンライン
Zoomウェビナーによる配信
【プログラム】
開会挨拶と趣旨説明 原田守啓(岐阜大学)
第一部:研究活動報告
(1) 長良川流域を巡るアユの生涯履歴を読み解く 永山滋也(岐阜大学)
(2) 郡上の森の皆伐跡地からみえてきたこと(仮) 斎藤 琢(岐阜大学)
(3) 山仕事と幸福度のアンケートからみえてきたこと(仮) 加藤厚海(岐阜大学)
第二部:パネルディスカッション『長良川流域の森・里・川のこれから』
登壇者:研究活動報告者3名、森部絢嗣(岐阜大学)、小林謙一(岐阜県立森林文化アカデミー)、藤井亮吏(岐阜県農政部里川・水産振興課)、塚腰良寛(岐阜県環境生活部脱炭素社会推進課)
【参加費】
無料
【申込方法】
2月10日(月)までに以下のURLからお申し込みください。
https://forms.office.com/r/JCBtwHnZzv
【定員】
会場50名、オンライン500名(先着順)
【主催】
岐阜県気候変動適応センター/岐阜大学高等研究院環境社会共生体研究センター